東京銘木協同組合
Top 銘木ってなあに? 銘木カタログ 銘木をゲット 銘木市場紹介 組合Topics

変木って?

変木とは、丸太の一種で、表面の仕上げが木目や木の美しさを利用したものではなく、加工によって斑点を付けたり、木の皮を生かした仕上げのものをいいます。主にお茶室や真行草の「草」にあたる和室で利用されます。変木として利用される木材は、檜錆丸太、赤松皮付丸太、桜、椿、香節(こぶし)、榁、躑躅(つつじ)などがあります。

檜錆丸太とは、檜の表面にカビを植え付けることによって、斑点状の錆がつき、渋い風合いとなります。数寄屋建築の柱や桁などに利用されます。

赤松皮付丸太は、表皮の色の良い天然赤松を原材料にし、主に茶室の床柱に利用されます。鬼皮を1枚1枚はがし、防虫のための火入れを行うなど、大変手間がかかります。

 

丸太って?

和室で利用される丸太とは、主に床柱や床框に利用される丸い銘木のことですが、その仕上げ方によって、磨丸太や絞丸太といった様々な形の丸太があります。

磨丸太は、丸太の表面の皮を丁寧にむいて、細かい砂で丹念に磨きあげたものをいいます。丸太のままでは乾燥に伴って表面が割れてしまうので、丸太の中心まで割れ目を入れる背割を行います。

絞丸太は、丸太の表面に細くゆるやかな波状のシワが付いた丸太をいい、立地条件や樹齢に大きく左右されます。床柱に出来る程の天然絞丸太は非常に数が少ないため、立木に添え木をして人工的に絞りを付ける人工絞丸太もあります。